育休明け、仕事が多い。やりがいがない。

岩崎美里さん(仮名)は、育休から復職後に悩んでいました。産前と同じ人事部に復職したものの、担当業務ががらりと変わったのです。

仕事量が多い。子どもの発熱時に休む時に頼れる人がいない。何より新しい仕事はやりがいが感じられない

転職すべきか。部署異動すべきか。このまま頑張るべきなのか。考える時間もなく、漠然と悩み続けていました。

そんな岩崎さんは解決の糸口を求め、CoParentsのコーチングを受けることに。

岩崎さんにとって、9回のコーチングは「人生の糧となる時間」で、「自分が想像していなかった考え方に出会い、次に向かって進めるパワーをもらう」ものとなったそうです。岩崎さんは何を得て、これからどうしていくことにしたのか。

育休明けに悩むすべてのワーママさんに読んでいただきたいインタビューです。

(聞き手:CoParents代表・古村千尋)

目次

育休復職後の漠然とした不安

–コーチングを受けようと思われたのはなぜですか?何か悩んでいたのですか?
育休から復職して間もなく1年が経ちますが、悩むことが多かったんです。

産前と同じ人事部に戻ったものの、担当業務内容が変わりました。やることがとにかく多くなって、仕事の内容にやりがいを感じられなくなりました。

転職すべきなのか、部署異動すべきなのか、今の場所で頑張るべきなのか。答えが出ないまま時間だけが過ぎていく感じでした。

会社の中で誰かに相談して解決するより、客観的に自分の状況を整理して、今後のことを誰かと一緒に考えたかったんです。

–「やることが多い」「やりがいがない」の具体的な中身を教えていただけますか?
産休前の仕事は、1対1の面談で従業員の相談に乗ったり、問題を一緒に解決したりするものでした。でも復職後は集合研修の企画・準備・当日の運営まで一人でこなす業務がメインになりました。

1対1の面談ならスケジュール変更をしやすいですが、研修は日程が固定されています。だから、「今日は保育園からお迎え要請が出たので、研修を明日に変更」なんてできません。しかも、人事部の人数が少なくて、私が休んだら、別の人に負担がかかってしまいます。

また、私には1対1のコミュニケーションの方が楽しくて、集団を相手にする仕事を今ひとつ楽しめずにいました。
仕事が楽しくなく、自分でコントロールできない要因が多い中で、精神的に消耗していました。

「自分で話して、気付く」―コーチングは最大のデトックス

–CoParentsを選ばれた経緯を教えていただけますか?
Instagramでとあるイラストレーターの方がPRでコーチングを紹介していました。それでコーチングというものに興味を持ったのですが、そのコーチングサービスは料金がかなり高めで、手が出ませんでした。

その後CoParentsを見つけて、「これなら自分でも試せそう」と思って、体験に申し込みました。

–CoParentsでは後藤愛コーチ(愛さん)を選ばれましたね。愛さんにした理由はありますか?

日程が合ったのも大きいのですが、プロフィール写真を見てなんとなくピンと来ました。直感的に「この人に話してみたい」と思ったんです。

–体験コーチングを受けてみて、いかがでしたか?
とてもデトックスされた感じがしました。自分の言葉で話して、気づいていくというコーチングの作業が、すごく自分に合っていると感じました。

今の私の悩みはここなら解決できそう。いやここで解決したい。」という気持ちが自然と出てきて、継続を決めました。

コーチに言われて初めて気付いた大切な価値観

–継続コーチングはどのような流れで進んでいきましたか?

私は「問題を解決する9回コース」にしました。

全9回は大きく3つのフェーズに分かれていた感じです。前半は自分の価値観やこれまでの人生を振り返って、自分が大事にしていることに気づくフェーズ。

中盤はこれから何をしたいのか、どんな自分を目指したいのかを、今の状況も踏まえながら考えるフェーズ。

後半はそこで気づいたことを言葉にして、洗練させていくフェーズでした。

–前半の自己理解のフェーズでは、どのような気づきがありましたか?

愛さんと過去を振り返る中で、旅行が好きだという話になりました。でも、旅行が好きと言っても、子どもを連れて海外旅行に行きたいとは思わないんです。子連れ旅行って何かと大変じゃないですか。私は自分の意思で、自由に動きたいというか。

そんな話をしている中で、愛さんから「身軽でいたいんですよね」と言われたんです。私の中でそのポイントが大事だと思っていませんでした。愛さんに言われて、「身軽でいる」ということが私にとって大切なことだと気付いたんです。

この「身軽でいる」というのがこの後のコーチングセッションでも活きてきます。

人生の核となる価値観に気付く

–中盤のこれから何をしたいかを考えるフェーズは、いかがでしたか?

正直、悶々としていましたね。私のこれまでは、明確な夢とか目標を持って頑張る人生ではなかったんです。「なんとなく興味がある分野はあるけど、それを極めたいわけでもない」という状態でした。

例えば、私はメンタルヘルスや医療の分野に興味があります。でも、看護師や臨床心理士になりたいわけではない。では自分は何がしたいのか?を、コーチングのセッション中も、セッション外でも考えていました。

そんな時期に、自分で何冊か本を読みました。その中に、地方女性へのインタビューをまとめた本がありました。その中でインタビュアーが「人生の中で一大決心をして選択した出来事はありますか?」というニュアンスの質問をしていました。その問いかけが私の心にものすごく刺さりました。

私はこれまでの人生で何を選択してきたんだろう…?本の中で、質問された女性は「田舎だからこうなった」「周りが言うようにしていたらこうなった」と答えていました。

それを読んで、生きていく上で、選択することはとても大切だと気付きました

–その気づきは、コーチングの場でどんな展開を生みましたか?

愛さんにこの一連の話をしました。そして、愛さんと話す中で、「身軽にいる」と「選択して生きていく」が交わりました。

私にとって、「身軽でいる」とは、周囲のノイズに邪魔をされないで、自分で選択をすることなのかなという気付きに至りました。それが私が大切にしたいことだと確信していきました。

過去と価値観が組み合わさって見つけた人生の目標

–後半では今後したいことを言語化するフェーズとのことでした。どんな内容でしたか?

「選択することの大切さ」を考えていくうちに、自分の根っこにあった関心が浮かび上がってきました。子どもの頃から、妊娠・出産にずっと興味があったんです。弟や妹が生まれたとき、お母さんの産婦人科についていった影響もあるかもしれません。また、幼いころから出産関連の漫画を読んでいたことを思い出しました。

大人になってからも、ピルを飲もうかなとか、子宮がん検診を受けようかなとか、考えて選択していました。そして子宮の検査を受けたから、私には自然妊娠が難しいことがわかりました。だから、不妊治療に進むことを選択できました。

そういった選択を自分でできたのは、私が出産に関する知識を持っていたからだと思っています。知っているから選べたと考えています。

–ご自身の過去と「身軽でいる=自分で選択する」が結びついたのですね。そこからどんなことをしたいと思われたんですか?

プレコンセプションケア(性や妊娠に関する正しい知識を身に付け健康管理を行うよう促すこと)に関わっていきたいと思いました。この言葉と出会ったとき、パチンとはまった感覚がありました。妊娠前に自分の体のことや性教育を学び、選択する。すごく大事なことた気付きました。

あと1つ思い出したことがあります。大学の卒業式で恩師から「ちゃんと自分でサイコロを振れる人生にしてください」と言われたんです。恩師も自分で選択することの大切さを伝えてくれていたんだと、今になってようやく腑に落ちました。

だから私は、自分で知識を持って選択することを人に促す働きかけをしたいと思いました。コーチングでは最終的に「身軽でいられる人を増やしたい」という目標を言語化しました。身軽でいるというのは、自分で知識を持って選択するという意味です。

コーチングを始めた当初は、転職か部署異動かという選択肢の話をしていたのに、気づいたら全然違う次元の話になっていました(笑)

やりたいことがわかるということは、暗闇に光が見えること

–コーチングでの気付きを受けて、今後仕事/キャリアはどうされるつもりですか?

正直、今の仕事をずっとやりたいとは思えていません。ただ、人事として研修という切り口で、プレコンセプションケアを取り込めたらいいなと思っています。

ずっと今の仕事を続けるつもりはないのですが、今の最優先事項は第二子妊娠・出産です。第二子妊娠に向けた準備を最優先して、キャリアの具体的な行動はその後に改めて考えたいと思っています。

–仕事やキャリア以外の側面で、コーチングによって変化したことはありますか?

コーチングを受けて大きく変わりました。何か嫌だなと感じたとき、「なぜ自分は嫌なんだろう」と内省する時間が明らかに増えました。自分の思いを書くことも習慣になりました。以前はモヤモヤしたままだったことを、少しずつ言葉にできるようになってきた感覚があります

そして何より、「今の時点で自分がやりたいことが分かった」という安心感が大きいです。真っ暗闇の中にいたのが、遠くに光が見えてきた感じです。その光は右に行ったり左に行ったりするかもしれないけど、私が向かう方向が見えたので、なんか大丈夫だなって思えるようになりました。

–岩崎さんにとって、担当コーチの愛さんはどんな存在ですか?

ぱっと思いつくのは、「心にある太陽」です。灼熱の暑さじゃなくて、優しくそっと照らしてくれる存在です。

セッション中に私の意図と違う問いが来ても、「愛さんはなぜこう聞くんだろう」と自分にない視点を与えてもらっていました。

–これからコーチングは継続されますか?卒業されますか?

当初の課題はほぼ解決しましたが、コーチングはこれからも続けます。私にはコーチングがあったほうがいいんだろうなと思いました。

月に1回、美容室やマッサージに行くのと同じ感覚です。コーチングは私に必要なメンテナンスです。これからも細く長く続けるつもりです。

–どんな人にコーチングを勧めたいですか?

育休からの復職前後で「これからどうなるんだろう」と不安を抱えている人に、ぜひ受けてみてほしいです。

私自身、産前は「子供が欲しい」「仕事でこれをやりたい」という目標に向かって動けていたのに、復職後にそれが全部なくなって迷子になってしまいました。その迷子になった状態を、コーチングで少しずつ整理することができました。

–岩崎さん、貴重なお話をありがとうございました!プレコンセプションケアをライフワークとする道、少しずつ切り拓いていってくださいね。

おわりに

育休明けに仕事が多くて辛い、仕事内容にやりがいを感じないと悩んでコーチングを受けた岩崎さん。しかし、「人生で本当に取り組みたいことはプレコンセプションケア」という次元の異なる結論に至りました。

お話を伺っていると、もしかしたら岩崎さんの当初の問題の根源は「今の仕事の多さを受け入れられるほど今の仕事が好きではない。でもどんな仕事がしたいのかわからない。」というものだったのかな、と思ったりします。

足元の状況がすぐに変わらなくても、「私はこう進んでいく」が持てていると、ストレスや心の充実度は全然違うのだなと改めて感じました。

CoParentsはこれからも、育休明けに悩む方にに寄り添い続けます。

この記事を読んでCoParentsのコーチングを受けてみたい!と思った方は、ぜひ体験コーチングをお試しください。

岩崎美里さん(仮名)

33歳。BPO系企業の人事部に勤務。プライベートでは2歳の男の子のお母さん。

後藤 愛 (岩崎さん担当コーチ)

CTIジャパン(米国CTI認定)プロフェッショナル・コーチ(CPCC)

CTIジャパン リーダーシップ・エクスペリエンス・プログラム(CLE)修了

大手食品メーカーにて、サステナビリティ分野にマネージャー職として従事。プライベートでは中学生&小学生男子のお母さん。

自分の生きる軸を見つけて、充実した人生を歩む大人が増えれば、子どもたちの未来はもっと明るくなるはず。そんな想いを胸に、コーチングを提供している。

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この記事を書いた人

仕事と子育ての両立や今後のキャリアに悩みを抱えるワーママをコーチングでサポートする会社。コーチング予約累計数780時間。

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