子供はテレビが大好きです。好きな番組だとずっと集中して見ていますよね。
ワンオペワーママにとって、子供がテレビを見て大人しくしている時は、家事や自分のことができる貴重な時間です。
でも、子供がテレビばかり見ていると正直どうなの…?
お子さんに「いい加減テレビを見るのをやめなさい!」と言っても聞かなくてイライラしてしまった経験はありませんか?
今回は、そんな悩みをコーチングで解消したワーママの澤田香奈さん(仮名)の事例を紹介します。
テレビを見るのは悪なのか?
–テレビを見るのは悪なのか?
私には4歳の娘がいます。私が週末に仕事をしなければいけない時に、子どもがよくテレビを見ているんです。本当は本を読んで欲しいのに!とイライラしていました。嫌悪感すら覚えていましたね。
–子どもにテレビを見るのを辞めるように言っても聞かないですよね。でも澤田さんは仕事があるし、辛いところですね。コーチからは何と言われましたか?
「どうしてそんなにイライラするんですか?」と、物凄く単純な問いを投げかけられました。その時にハッとしたんです。いつも子どもがテレビを見ていることにイライラして、どうしたら見させないようにできるかと考えていました。
でも、そもそもなぜイライラするのか、考えてみたこともありませんでした。
–友達に「子供がテレビばかり見て…」と話すと、「そうだよね~」と共感されることが多いと思います。「どうしてイライラするの?」とはなかなか聞かれないですよね。そう聞かれてどんな気持ちになりましたか?
まさに盲点をつかれた気持ちです。すると、週に1回2~3時間テレビを見せることは、そんなに悪いことかなと思い始めました。コーチからの質問で、子供がテレビを見ることはいけないことだという思い込みが自分にあったんだと気付きました。
その前提があったから、私は子どもにテレビを見てほしくなかった。でも子どもはテレビを見るのをやめない。イライラの根本原因は、子どもがテレビを見ていること自体ではなく、子供の行動を変えられないことだったんです。
–テレビ自体が必ずしも悪ではなかったのですね。その後、澤田さんの行動に変化はありましたか?
さらにコーチから「一旦イライラを手放してみてください。気付くことはありますか?」との問いがありました。その問いをきっかけに、子どもがテレビを見ている時に、「何見てるのー?」と、見ているものに興味を持って、声を掛けるようにしたんです。
そうして、イライラを横に置くと、子どもがテレビで何を見ているのかに興味が出て来たんです。そこから会話も生まれて、今ではテレビが子どもとのコミュニケーションツールになっています。
イライラもすっかり無くなりました。むしろ、子供との共通の話題が出来るので、テレビを見るのも良いなと思っています。
コーチに話すと行動できるようになる
–テレビに対する考え方が真逆になりましたね。考え方が180度変わってイライラも解消した。なぜコーチングにそこまでの威力があったと思いますか?
私がメインで話せる場所ができたことが大きかったです。普段の私は聞き役になることが多く、なかなか自分のことを話すことがありません。今回のテレビのようなちょっとした悩みを人に話すこともありませんでした。今回、言葉にして誰かに話してみることの重要性を非常に感じました。
–話すことの重要性とは何でしょうか?
日々思っていても人に話さないことってたくさんあると思います。話すことで蓋をしていた気持ちが表に出てきて、自分の本音への解像度が上がる気がします。また、悩みに関しては、話さずにいるとなあなあになってしまうことが多いですよね。人に悩みを話すことで、解決に向けて行動しよう!という良い緊張感が生まれました。
コーチングでは、セッション中にで気付いたことを基に、次回のコーチングまでの行動計画をご自身で決めて、コーチと共有して頂きます。誰かと約束をすることで行動するモチベーションがプラスされると思います。そこは普段のお友達との会話とは違うところですね。
–他の人ではなくプロのコーチに話す意味はあったと思いますか?
先ほど「友達からはなかなか言われない」と仰っていましたよね。本当に、「テレビを見るのは悪いことなのか?」という問いを聞くのはプロコーチならではだと思います。おかげで思い込みが外れました。
あと、コーチングを受けた後に何をするかを決めるのは自分なのもポイントですね。コーチから行動の提案を受けることもあります。でも、最終決定は自分で行います。そして、やらなかったからとコーチに怒られる訳ではありません。それでも、不思議とコーチングで決めたことは実践できるんです。
それは、誰かからやれ!と、言われたことではなく、自分で決めたことだからですね。
おわりに
お子さんがテレビを見ることにイライラしていた澤田さん。コーチングにより「テレビは悪い」という思い込みを捨てて、テレビを介してお子さんとの絆を強める結果になりました。
今回のようにイライラの原因認識がズレていることは多々あります。イライラの原因を考える時に、自分の思い込みや考え方の癖に囚われていることが多いからです。
コーチは言葉の裏側にある本当のお悩みポイントはどこなのか?という観点で問いを投げかけます。そのため、コーチと話していると、ふと我に返って、「あれ?そもそも何に悩んでいたんだろうか?」となったり、悩みの本当の原因に気付いたりします。
そして、「自分で決めたことだから実践出来る。ということもポイントでしたね。その人自身で答えを見つけることをサポートするのがコーチングの特徴です。
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澤田香奈さん(仮名)
44歳。欧州在住。配偶者と4歳の娘と暮らす。国内外の様々なエネルギー事業会社勤務や欧州MBA取得を経て、現在は日本のエネルギー事業会社の欧州支社代表を勤める。CoParentsにてコーチングを継続中。
小林 梓沙(澤田さん担当コーチ)
CTIジャパン/米国CTI認定プロフェッショナルコーチ(CPCC)
国際コーチング運盟ICF認定アソシエイト・サーティファイド・コーチ(ACC)
大学卒業後、日系大手総合化学メーカーに就職。11年勤務した後、米国へMBA留学(2年間)。留学中にコーチングに出会い、留学中の心身共に最も辛かった時期を上手く乗り越えられた経験から、コーチングに興味を持つ。ついつい話してしまうような、ユーモアや笑いのある楽しく明るい雰囲気のコーチングが定評。