仕事にやる気が出ない、もう辞めたい…ワーママ特有の原因と対処法

仕事にやる気が出ない

仕事にやる気が出ない。仕事へのモチベーションが上がらない。会社に行きたくない。もう辞めてしまいたい。仕事をしているとネガティブな気持ちになることもありますよね。

今回は、ワーママ特有の仕事にやる気が出ない原因と対処法、転職すべきかの判断基準について解説します。

目次

仕事にやる気が出ない、辞めたいと思う原因

仕事にやる気が出ない時、気合を入れて乗り切るのは得策ではありません。モチベーションが上がらない根本原因を突き止めない限り、改善は難しいです。まずは、ご自身が仕事にやる気が出ない、やめたいと思う理由を分析してみましょう。

仕事と子育てで疲弊している

ワーママが仕事にやる気が出ない原因で最も多いのが、仕事と子育てで疲弊していることです。平日は子供のお迎えや下校時間で時間制約がある中で仕事をこなさなければいけません。休日も家事育児に追われて、1人でゆっくりと休むことが難しい方も多いでしょう。心身共に疲れ切っていたら、仕事へのモチベーションも下がってしまいます。

やりがいが感じられない

ワーママがもう仕事を辞めたいと思う原因として、やりがいのなさが挙げられます。子供が生まれてから働きやすさを重視した結果、働きやすいけどやりがいがない仕事になってしまったというケースが多いです。「あまりに仕事にやりがいがないと子供を預けて働くのに罪悪感がある」というワーママの声も。

職場の人間関係に問題がある

職場の様子

仕事のモチベーションに職場の人間関係は大きく影響します。できていない点ばかりきつい口調で指摘する上司や、コミュニケーションが取りづらい同僚がいたら、仕事が嫌になってしまいますよね。

特にワーママは、残業が難しかったり、子供の気で急に休まないといけなかったりします。そのため、同僚に遠慮することも多いですし、子育てに理解のない職場だと人間関係の悩みはより深まります

本当にやりたい仕事ではない

そもそもやりたいと思える仕事でなければやる気は起きません。入社時の自己分析やリサーチが甘く、元々やりたい仕事ではなかったケースもあります。一方、ワーママに多いのが、子供を産んでから価値観がガラリと変わり、やりたいことが変わる現象です。これまで好きだった仕事が嫌いになるくらい、大きく価値観が変わることもあります。

仕事以外に本当の問題がある

仕事にやる気が出ない、辛いと思っていても、実は仕事に問題はないこともあります。仕事内容は好きだけれど、夫が家事育児をあまりしないから疲れが溜まって仕事にやる気が出ないなど。肩こりも腕や腰など肩以外に問題があることが多いのと同じです。

仕事にやる気が出ない、辞めたい時の対処法

「仕事にやる気が出ない、もう辞めたい」と感じた時は、具体的にどうすればよいのでしょうか。タイムラインに沿って対処法を紹介します。

まずは休息を取る

リラックスしている女性

やる気が出ない時は無理に頑張ろうとせずに休みましょう。仕事のモチベーションを再び上げるには気力・体力が必要です。また、心身病んだ状態で仕事にやる気が出ない根本原因を考えても、ネガティブな思考に陥っていくだけです。

ワーママは仕事に子育てに忙しく、なかなか休めないかもしれません。1日、半日レベルでしっかり休めないからといって、休むことを諦めないでください。5分間、スマホを置いて、好きな食べ物と飲み物を準備してぼーっとするだけでも、やらないよりは休まります。まずは休んで問題に取り組むコンディションを整えましょう

短期施策①:タスクに迷いをなくす

仕事にやる気が出ない時に「次はどのタスクをしよう…」と迷うのは危険です。やる気がない状態で業務計画を考えると、余計なことを考えてダラけてしまいがちだからです。

やる気がない時こそ、ただ手を動かす状態にしておくことがポイントです。とりあえず作業に取り掛かってしまえば、作業興奮といって、脳が徐々に集中モードに入っていきます。前日の業務終了前に、OutlookやGoogleカレンダーに翌日の業務計画を入れて、スケジュールをブロックしておくのがお勧めです。

短期施策②:簡単な仕事から取り組む

仕事に取り組む女性

やる気が出ない時はいきなり頭を使う難しい業務や新しいことを考える仕事を避けるのが賢明です。意思決定を繰り返すと「決断疲れ」が起きるリスクがあるため、やる気が出ない状態を悪化させるでしょう。

一方、簡単な仕事をして「できた!」と思えると、脳の神経伝達物質の1つのドーパミンが分泌され、満足感が生まれます。満足感が得られると「また頑張ろう」という動機付けになり、仕事に徐々にやる気が生まれていきます。

中長期施策①:理想の仕事・キャリアの在り方を考える

上記の短期施策をやっても仕事へのモチベーションが復活しない場合は、根本的な問題がある可能性が高いです。根本的な問題を考えるために、現実の制約を一旦無視して、あなたの理想の仕事・キャリアの在り方を考えてみましょう。

ワーママはどうしても、家庭や経済面、今の会社などの現実の制約を考慮して、理想を考えがちです。現実の制約は理想を整理した後に考える方が良いので、まずは自分の理想をとことん考えてみてください。

中長期施策②:理想と現実のギャップを把握する

理想の仕事やキャリアの在り方を整理できたら、理想と現実のギャップが何かを特定しましょう。問題とは期待(理想)と現実のギャップです。ギャップを把握して解消するための方策を検討しましょう。

仕事にやる気が出ない、辞めたいけど…転職していい?

仕事にやる気が出ない状態が慢性化すると、辛くて転職すべきか悩んでしまいますよね。そこで、仕事にやる気が出なくて辞めたいときに、転職を視野に入れて良いかの判断ポイントを紹介します。

病んでいる時に考えてはいけない

疲れ切っている女性

心身が疲労困憊している時は、とにかく辛い現状から離れたいの一心になってしまいます。すると、冷静さを欠いて転職活動を進めてしまい、悔いの残る選択になるリスクがあります。

まずは考える前に休みましょう。転職は人生を左右する大きな決断です。大きな決断に耐え得るように心身のコンディションを整えましょう。

理想と現実のギャップを今の職場で解消できるか検討する

転職すべきかどうかの最大のポイントは「理想と現実のギャップを今の職場で改善し得るか?」です。上記で解説した通り、慢性的にやる気が出ないのは、理想と現実にギャップがあるからです。もし、業務分担の変更や異動、マインドセットの変更など、今の職場でギャップが解消できるなら、無理をして転職する必要はありません

転職はとても負荷が大きいです。転職すると新しい業務や企業文化を0から学ばなければなりません。また、人間関係も0からスタートです。そのため、今の職場で問題が解決できる可能性があるのに、転職だけを選択肢にするのは拙速でしょう。

今の職場でしか得られないことを考える

もう1つの検討ポイントは、「今の職場でしか得られないものは大切なことか?」という点です。仕事にやる気が出ない時は、職場の嫌な面ばかり見てしまいます。しかし、転職してしまうと失うものはないか、失うものは大切なものではないかを、冷静に見極めることが大切です。

仕事にやる気が出ない、辞めたいときに見つめるべきは自分

仕事にやる気が出ない時は、職場や同僚への不満ばかり思いつきます。しかし、この記事で解説したように、鍵は自分が何を大切にしているか、自分がどう思うかです。

理想とずれているからやる気が出ない

繰り返しになりますが、仕事にやる気が出ないのは、自分の期待・理想と現実にギャップがあるからです。この記事で紹介したやる気が出ない時の短期的な対処法を実践しつつ、自分の期待と現実をそれぞれ整理するようにしましょう

仕事に対する自分の理想を理解している人は少ない

ただ、仕事・キャリアの理想が自分でもわからないというキャリア迷子の方も多いですよね。また、仕事の理想をわかっているつもりでも、本音ではなく他人の目や「母親だから我慢しないと」という思いに影響されていて、本音での理想ではないこともあります

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